SCMLの話題

SCでチップチューンを奏でよう:その1

今年のSCシンポジウムは、ベルリンで9月に開催予定、だそうです、楽しみ。

さてさて、本題。
本来、狭義での「チップチューン」は、1980年代頃のコンピュータやゲーム機に搭載された内蔵音源チップ(主にPSG, Programmable Sound Generatorと呼ばれている)を、使って作られた音と音楽のことを指します。多くのチップは、3つの矩形波と1つのノイズ発振器から成り、その制約の中で、いかに豊かな音楽を作り出して行くか、という挑戦にも似た作曲・プログラミング活動は、私のSuperColliderを用いてのそれに近いものを感じます。しかし、最近は、矩形波やピコピコした音が入っていれば、それでチップチューン(のようなもの)とみなされている楽曲も多く、制約好きの私にとっては、これは、大変軟弱な – 音楽的に優れているかどうか、はさておき – ひ弱なものに聴こえます。

さて、そこで、SCでチップチューンを奏でてみましょう。「チップを鳴らしてこそチップチューンだ、コンピュータなんて!」という硬派な反論は大歓迎ですが、私は、SCが大好きなのです、仕方ありません。

SCには、いくつかのチップをエミュレートするプラグインが用意されています。これは、FredrikOlofsson氏によりSCに移植されたもので、彼のウェブサイトから無償でダウンロードすることができます。MacOS X版とwindows版が用意されています。入手できる主なクラスのリストは、下記の通り。間違っていたり、チップをつかった音楽のよいサンプルを見つけたら、ぜひ教えてくださいね!

// – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - -
Astrocade … 家庭用ゲームコンソール「Astrocade」のカスタムIOチップ。
参考ビデオ:http://www.youtube.com/watch?v=HPrmN35zGLw

Atari2600… Atari TIAチップ。
参考ビデオ:http://www.youtube.com/watch?v=pvZF8LCC3n4

AY8910… AY-3-8910チップ。多くのアーケードゲーム(Intellivision, Vectrex)や家庭用ゲームコンソール(MSX, AtariST, ZX Spectrum 128など)に使われた。
参考ビデオ:http://www.youtube.com/watch?v=ZKVv_OWg08A

Pokey … POKEYのチップ。Atari400, 800 XLシリーズ、XEシリーズ、Atari5200などにつかわれていたらしい。8bit版。
MZPokey … POKEYのチップ。16bit版。
参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/Atari_8ビット・コンピュータ

Nes2 … NES(Nintendo Entertaiment System)のAPU(AudioProcessingUnit)
参考:http://crystal.freespace.jp/pgate1/nes/nes_apu.htm

SID6581f … コモドール(Commodore CBM-II、Commodore 64、Commodore 128、 Commodore MAX、などの家庭用コンピュータ)に使われていたチップ。
参考:http://en.wikipedia.org/wiki/MOS_Technology_SID

SN76489 … SegaMasterSystem, Acorn BBCなど多くの機器に使われていたTexas Instrumentsのチップ。
参照:http://en.wikipedia.org/wiki/SN76489

続く。

CW+KURONOZ、メンバー募集!!!

iPhone片手にテクノポップを奏でるCraftwifeが、今度はKURONOZとコラボレーション。「Craftwife + KURONOZ」(クラフトワイフ・クロノズ)として、12/5、愛知芸術文化センターに登場します。

KURONOZは、同じコスチュームをまとった沢山の「クロノ」を増殖させ、イベント会場や公共の場所に出没するパフォーマンス。今度のCraftwife+KURONOZでは、iPhone片手に、愛知芸術文化センターをウロウロしたり、オンガク奏でたりします。

そして、このパフォーマンスにご参加いただける、「Craftwife + KURONO」を、募集しています。お持ちいただくのは、黒色の靴のみ。iPhone、衣装などはこちらでご用意させていただきます。

イベント概要:
パフォーミング アーツ ガーデン
2009年12月5日(土)11:00から15:00までの間の、5分〜15分程度。

集合場所と時間:
愛知芸術文化センターに、当日朝、10:00を予定。
こちらで用意するもの:
衣装(水色のワンピース、黒い髪のウィッグ、黒だてメガネ)、iPhone
ご用意していただきたいもの:
黒色の靴。(寒がりな方は、黒か赤のタイツ、長袖か半袖のTシャツ。)

していただくこと:
当日の朝に、こちらで指示を説明します。簡単なiPhoneの操作と演奏をしていただきます。

開催場所:
愛知芸術文化センター
http://www.aac.pref.aichi.jp/
名古屋、地下鉄 栄駅より徒歩3分

参加資格:
「Craftwife + KURONO」に成りたい方であれば、どなたでも。

ご参加申し込み、お問い合わせ:tn800@iamas.ac.jp(Craftwife)
或は、twitterやmixiで「Craftwife」までダイレクトメッセージを。

// — 現在中身は、調整制作中!クロノさんは、たくさんアイディアを持っている方で、お話ししていてとても面白い。Craftwifeアンサンブル、のようなものができたらいいな、と思っています。

140字コーディング on twitter

140文字(char)よりも短いプログラミング・コードを書いてtwitterに投稿する、というのが流行っています。私も参戦中ですが、やっぱり制約が厳しくて難しい!それだけに、よい結果、つまりよい音と音楽が出せたらとても嬉しくて楽しいものです。ちょうど遊びやゲームにはルールが必要な様に。SuperColliderを使って、美しいモヤモヤした持続音を作るのは比較的簡単なので、tn8/craftwifeは、ポップでリズミックで楽しいコード、しかも、ずっと変化していくようなものを作りたいと思っています。特にリズムと音響(音色)が変わっていくようなものが書きたいです。

毎日投稿したいのですが、今日のコードは字余りでした…しかも-76文字…

{inf.do({x=8.rand;{WhiteNoise.ar(0.75)*LFPulse.kr(2,x/4,0.05)*
EnvGen.kr(Env.linen(0.01,15),doneAction:2)!2+
Mix.ar([SinOsc.ar(100),Pulse.ar(SinOsc.kr(1,0,100,100),0.45)]*
Pulse.ar([1,2,2]))}.play;4.wait;})}.fork

Craftwifeのtwitter : http://twitter.com/Craftwife

SCML – “wow” 1行コーディングの世界。

SCMLに投稿されていたコードや話題をピックアップ。

Till Bovermann氏が、”wow”という件名で投稿した1行のコード。一番短いポップソング、だそうですよ。

// server samplerate should be 44100

{Splay.ar(Ringz.ar(Impulse.ar([2, 1, 4], [0.1, 0.11, 0.12]), [0.1, 0.1, 0.5]))
 * EnvGen.kr(Env([1, 1, 0], [120, 10]), doneAction: 2)}.play

件名通り、wow!なコードですね。ブンダバー!!このポストに続き、沢山のSCユーザーがこれをremixした1行コードを投稿しているのでチェックしてみてください。

SCニュース:SuperCollider4.0プレリリース!?!?

一昨日、SuperColliderのオリジナル開発者、James氏より、来週ニューヨークで開催されるSCシンポジウムでの基調講演に先駆けて、SC4をプレリリースすると発表がありました。

約3年をかけて、こっそりと開発をつづけ、SCのランゲージをデザインし直したとか。プログラム構文を記述する際のショートカットができ、ライブコーディングを迅速に行うことができたり、ガベージコレクションが改善したり… といった、新しい機能がリストアップされています。

発表されたのが「おととい」だということです…..。
でも私は、来週本当に発表されるのではないかと思っています。

Pbindをダイナミックに扱う

SuperCollidererのみなさん、こんにちは。tn8です。

SCMLで素敵な投稿を発見しました。

Pbindなどで再生しているパターンをリアルタイムに変更するベストな方法が解らず、いろいろと模索してきました。Pdef、Pfuncなどを使うといった方法がありますが、very bestな解決法、それはリストを使う事!!!この方法で、ダイナミックにPbind Environmentのパラメータを、しかも簡単に操作できるようになりました。SCのヘビーユーザーの方々も驚きのご様子。tn8も大興奮です、ブラボー!

~notes = List[0, -3, 2, 0]; // リストを作る

Pbind(

\instrument, \simpleSaw,

\degree, Pseq(~notes,inf), // リストを使う

\root,7,
\dur, Pseq([0.45, 0.55],inf)

).play

~notes.array = [1, -3, 1, 0] // パラメータ全体を書き換える

~notes[3] = 2; // indexが3の要素(0から数えるので4つめの値)を2に書き換える

SynthDef(”simpleSaw”,
{arg freq=400, out=0, releaseT=0.3, amp=0.8;
var source;
source = Saw.ar(freq) * EnvGen.ar(Env.perc(0.0001, releaseT, 1, -6), doneAction:2) * amp;
Out.ar(out, source);
}).store;

Audiovisuals with SC

日本でのSCStudyGroupでの活動も記憶に新しい、FredrikOlofsson氏が、少し前にで”Audiovisulas with SC“という文章と沢山のSCサンプルコードを発表していました。主にGUI.penを使ったグラフィック描画をしていますが、SC特有のダナイミックさを生かした、シンルプかつエレガントなコードたち。SCを使ったaudio visualコーディングをしたいsupercollidistにとっては、目から鱗のテキストです。わたくし、サンプルコードを動かしている間、思わず「すんげぇ」と、叫んでしまいました。お恥ずかしい…

[sc-users] google map でSC大国日本を作ろう!

SCMLでの話題を少し… といっても、だいぶ前の話題です。SCユーザーの居る位置をマッピングする世界地図が、Google mapに登場しています。日本のみなさん、登録してみませんか?SC大国ニッポンをつくりましょう!!!

SC users Mapはコチラ

1. googleアカウントでログインします。
2. 上記のマップを開きます。左側の”edit”ボタンを押すと、地図の右上にツールボタンが表示されます。
左から2番目の青いバルーンを選択し、自分の住んでいる場所にドロップしましょう。
3. ドロップした、Titleに自分のなまえ、Descriptionに自分のウェブサイトのURLを入れ、”OK”ボタンを押します。
4. 終わったら、左側の”Done” / “Save”ボタンを押しましょう。

SCとサウンドファイルの録音とPbindについて。

久しぶりにスパコに戻ってきたtn8です。うぁぁい。

今日は、SCとサウンドファイルの録音とPbindについて!

SCの音の、誰にでもできるいちばん簡単な録音方法は、localhostサーバーパネルについているrecordingボタン(初期ではprepare recと表示されている右上のボタン)を使う方法。コノボタン、オセバ! ミュージック>SuperCollider Recordingsフォルダ内に、サウンドファイルを書き出してくれます。これはServerのクラスにそういう機能が実装されているんですね、詳しくはServerクラスのヘルプを参照。

その他、普通に録音するのはですね、Bufferのヘルプを参照。RecordBufやDiskOutクラスあたりでできます。

それで、tn8は何がしたいのかというとー、お気に入りのPbindでつくったパターンを、その部分だけ録音したいのです。つまりPbindが動き出したら録音開始して、止まったら録音停止を自動的にしたいのです。そのためには、バッファーを用意して…といろいろ考えてみましたが、どうもいい方法が思いつかないな(=めんどくさそうだな、苦笑)。そんなときはすぐにSCメーリングリストを検索!ありました!!!しかも最近のポスト。

>> Subject: [sc-users] recording a Pbind into a Buffer

http://www.listarc.bham.ac.uk/lists/sc-users/msg47455.html

Danの質問に対してJames Harkins氏がPfxを使ってはどうか、とアドバイスしていました。

http://www.listarc.bham.ac.uk/lists/sc-users/msg47489.html

これでパターンが終わると自動的に録音も終了してくれます。さすが、パターンマニア!ただし、書いてあるコードでは、バッファへの録音だけなので、サウンドファイルに書き出したい場合は、最後にこんなコードを付け足しておきましょう。

b.write(”~/RecordBuf-test.aiff”.standardizePath, sampleFormat: ‘int16′);
// 保存先のパス(ファイル名)、フォーマットなどを指定し、バスの中身を書き出す

ふう。解決できてよかった。

#12/28、名古屋テクノポップミーティングというまったりカフェおしゃべりイベントで、Craftwife名義で初めてのDJをします。DJといっても、ラジオでもターンテーブルでもないです。iPhoneです!(たぶん)中部地区のテクノポップなあなた、よかったら遊びにきてください。

SC60秒 / 明日ライブ

みなさん、こんxxは。tn8です、SCしてますか?

最近おさぼりぎみなtn8ですが、本家SCMLでこんなものを見つけました。

60秒でするSC : by Dan Stowell

http://uk.youtube.com/watch?v=Q7OIWcLvmmE

ちょっといいですね。日本語版のトラックもつくってみたいですね。続編に期待!

そして、明日、地元大垣市のカフェにて、コスチュームナイトイベントにCraftwifeが出演します。よろピコ。
http://www.tn8.jp/cosnight/

Get Adobe Flash playerPlugin by wpburn.com wordpress themes