AACサウンフォパフォーマンス道場

AAC日記:14 いよいよ明日公演!

ゲネプロが終了しました。限られた条件のなか、思い描いていた通りの演出ができたのではないかと思います。もっとも、自分で自分は観れないので、代理人の立ったリハーサルやゲネの記録ビデオをみたり、見てくださった方の感想を統合すると、ですが。いろいろとあって、シンプルにしていったのが良かったのかもしれない。

大きな映像や半透明のスクリーン、舞台照明効果を用いた、こんなにもコンサート的なクラフトワイフを上演するのは、最初で最後のチャンスかも。

写真は、昨年度受賞者のOO(オゥオゥ)の3人と楽屋で。OOの作品は、綺麗で可愛らしくて、でも録音と生の音のことを考えさせられる、とても面白い作品です。他の作品もそれぞれ面白いので、お時間があれば、ぜひ遊びにいらしてください。

第4回AACサウンドパフォーマンス道場 本公演・公開審査
10/10(土)15:30開演
愛知県芸術劇場小ホール
http://www.aac.pref.aichi.jp/gekijyo/
全席自由 1000円(前売・一般共)

- groove transformiste-INTER-DISCIPLINE;INTO-MUSIC-
- 池田拓実 / テーブルの音楽
- Craftwife
- coup d’etats / Frictional noise

第3回道場優秀賞受賞者による再演
- 00[オーオー] / Object
- 鈴木悦久 / 自動演奏ピアノのための組曲2009

チケットぴあ:0570-02-9999 Pコード:333-502
愛知芸術文化センタープレイガイド:052-972-0430

AACサウンドパフォーマンス道場
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/2009/dojo/

AAC日記:13 明日は搬入

いよいよ本番が、今週の土曜日に迫って来ました!制作も現場での調整を残すのみ、となりました。

明日のお昼頃に機材を搬入する予定だったのですが、明日の天気予報は …………… 台風!

自然のことばっかりは、制御のしようがありませんね。
すごく晴れ女のわたしですから、問題なく搬入できる事を祈ります。
とはいえ、なにか対策を…. さて、どうしましょう。

AAC日記:12 制作中!

さて、本番も1週間後に迫ってまいりました。いろいろと変更を余儀なくされた部分もあり、でもその中で思い切った決断をしたりしながら、今回、あの場所でなければできないこと、をやります。オープニングなどは今までにやらなかったような音楽になってきました。まだまだ制作中ですが、とても楽しみです。

いつだってそうだけれど、10日は、特に「もう二度と見れないもの」をやります。
お時間があれば遊びにいらしてくださいませ。ちなみにCraftwifeの出演は、3番目でございます。

// – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – - – -
// Craftwifes vierzehnter Auftritt
// Samstag 10. Oct. 2009, 15:30-19:30Uhr
// Aichi Art Center, Small Hall/ Naogya, Japan :
// AAC Sound Performance Dojo

第4AACサウンドパフォーマンス道場の最終審査と選考会:書類選考で入選し、ブラッシュアップを通じて練り上げられた4作品が上演されます。公演終了後には、選考委員による『優秀賞』の公開審査、観客の投票で選ぶ『オーディエンス賞』の発表、授賞式を行います。このような舞台/劇場で行う最初で最後(になるかもしれない)クラフトワイフの「コンサート」。巨大な映像を始め、パワーアップしたCraftwifeをぜひ観にいらしてください。 入場料(全席自由) 1000円(前売・一般共)

愛知芸術文化センターのブログに掲載

愛知芸術文化センターのブログに、9/10のプレゼンテーションのレポートが掲載されています。どうぞ!

http://blog.aac.pref.aichi.jp/aac/

記事への直リンク

AAC日記:11 プレゼンテーション2について

aac2
(9/10に行ったプレゼンテーション2の内容について)

プレゼンテーション2は、制作途中の作品を、最終審査が行われるのと同じ場所(阿智芸術文化センター小ホール)で、実験的に上演し、審査員から10分程度のお言葉をいただく、というもの。普段のライブでは、事前に本番会場で試演ができるなどあり得ないことなので、とても嬉しかったです。

今回の実験上演で、しぼったポイントは2点。1. 舞台の使い方およびシステムの確認、そして、2. 他のスタッフとのコミニケーション方法の確認でした。

1. 舞台の使い方、およびシステムの確認
Craftwifeが、8月のプレゼンテーションから考えていた事は、いかにホールを「使ってやる」か、ということ。芸文が所有する機材のリストをじっくり眺めながら、広くてフラットな舞台、照明の音響やスタッフ、そして2人で演奏するという事を大事にしながら、統合的に空間をどのように使えば良いのかを検討して来ました。(沢山のスケッチを書きました。)

その結果、大きな斜幕(網状の布。詳しくはこちら)を挟み、舞台の奥と手前にCraftwifeを立たせることにしました。舞台の奥行きとレイヤーを使い、Craftwifeの「リアルであるもの(自分の目の前にある身体)」と「リアルでないもの(録画されたものや、映像)」の対比を感じされるものになるのではないかと考えました。

斜幕に映像がどう映って見えるのか?照明とのハレーションは?プロジェクションの投影距離は?ワイヤレスデバイスの安定性は?? これらは想像ができず、現場で実験しないと解らないことだったので、これが確認でき、問題がないことが解り、ひと安心。なにかを変更したい場合も(例えばステージの位置、照明などなど)、すぐにスタッフが対応してくださり、きちんと実現してくれる…. 本当に夢のように楽しい時間でした。

2. 他のスタッフとのコミニケーション方法

特に照明の話しです。普段のCraftwifeはライブ会場の照明を使いません。プロジェクターを照明として使っています=すべてコンピュータから制御しています。今回は、照明さんにたくさんオペレーションしていただくので、そのタイミングの伝え方をどうしたらいいのか… やったことが無いので、まったく解らず。どうしたら欲しいタイミングに、照明をもらえるのかを確認しました。解った事は、もっとちゃんと出のきっかけや意図を伝えないといけないなぁ、ということ。普段自分でプログラムを書いていると、そのあたりのことを深く考えない(他人に伝える必要がないので)ので、勉強になりました。

- – - – - – - – - – - – - –

いま、記録の映像をいただき、見終えたところです。。。映像が、暗い。暗い。ちっとも綺麗じゃない!映像を綺麗に見せたい、というのが道場に応募したきっかけでもあり、今回の目標でもあるので、すごく残念..。とはいえ、他の事で、手一杯でもあり。本当に落ち込む。もう嫌だー。

AAC日記:10 舞台の安全性

(9/10 プレゼンテーション2、制作中の作品を本番会場にて上演(名古屋 愛知芸術文化センター 小ホールにて)後。)

舞台において一番重要なことは、綺麗な照明でも、映像でも、感動的な音楽でも、構成でも、何でも無い。「安全」であることなのだ。落下してきた機材に当たって即死、などという事故を、私は何件も聞いた事がある。

リハーサル時に、二人目のCraftwifeが舞台から転落した。高さ90cmのステージから降りる階段が、最初の位置から移動されていたためだ。移動中は暗く、そして高いヒールを履いていた事もあると思う。
彼女の転落を、私は遠くからみたので、階段の途中で数段踏み外した程度だと思い込んでいたし、直後にきちんと状況を把握し処置すべきだったのに、自分のことで精一杯で、それも怠った。

どうして私は安全な舞台設計をしなかったのだろうか。。。
本当に悔しくて、申し訳ないし、自分を腹立たしく思った。

AAC日記:09 音楽作る

みなさん、こんにちは、クラフトワイフです。タンジェリンドリーム、観てますか?

私はコードを書いています。Craftwifeの音楽につかわれている音はすべて(声の部分はのぞく)SuperColliderという音響合成プログラミング言語/環境でできています。シンセっぽい音も、ドラムの音も、ぜんぶね。どういうものかというと、下みたいなものです。全部こういうアルファベットとか数字がならんだ文字から、音をつくっています。

音源をリリースしないCraftwifeは、コードを少し公開してみます。SuperColliderをお使いの方は、SynthDefを定義してから、Pbindを実行してみてください。

10/10のオープニングは、ゆったりしたこういう感じ。


~chordamp = 0.5;

Pbind(
\instrument, \ab_AutoSaw,
\panE, 0.8,
\filtfreq1, Prand([200,300,400,600],inf),
\filtfreq2, Prand([2800,3000,2400,2600],inf),
\filterT, 0.5,
\bend,0.999,
\attack, 0.1,
\midinote, Pshuf([69,78,76,73, 69,74,73,69, 64,71,69],inf) ,
\dur, Pseq([1,1,1.5,0.5, 1,1,1.5,0.5,1,1,6],inf) * 2,
\amp, Pseq([0.7,0.6,0.5],inf) * Pfunc({~chordamp})
).play;

Pbind(
\instrument, \ab_AutoSaw,
\panE, -0.8,
\filtfreq1, Prand([200,300,400,600],inf),
\filtfreq2, Prand([2800,3000,2400,2600],inf),
\filterT, 0.5,
\bend,0.999,
\attack, 0.1,
\midinote, Pshuf([69,78,76,73, 69,74,73,69, 64,71,69],inf) -12 ,
\dur, Pseq([1,1,1,0.5, 1,1,1.5,0.5,1,1,7],inf) * 2,
\amp, Pseq([0.7,0.6,0.5],inf) * Pfunc({~chordamp})
).play;

/////////

SynthDef(\ab_AutoSaw, { // chord
arg out= 0, gate= 1, freq= 200, rate= 1, amp= 0.5, releaseT = 0.8, filtfreq1 = 300, filtfreq2 = 2400, filterT=0.6, dur,relT=1.0,bend=1.0,
rev_mix = 0.4, rev_room = 0.7, rev_damp = 0.2, panS=0,panE=0,panT=0.01, attack=0.3;

var e, z;

e= EnvGen.kr(Env.adsr(attack,releaseT * dur, releaseTime:relT), gate, doneAction:2);

freq = freq*EnvGen.kr(Env.new([1, 1, bend], [1, 4], -2));

x = FreeVerb.ar(LPF.ar((LFSaw.ar(freq+1,0.1) + Pulse.ar(freq))
,XLine.kr(filtfreq1, filtfreq2, dur * filterT)) ,rev_mix,rev_room,rev_damp ) * amp;
Out.ar(out, Pan2.ar(x*e, Line.kr(panS,panE,panT)));

}).store;

AAC日記:08 対抗馬とプランニング

「Craftwifeの対抗馬は?」と聞かれ、すかさず「Perfumeです。」と答えるようなサービス精神も持ち合わせるようになったCraftwifeです。誰にでも解りやすく答える、というのは、ある意味大事だ。「Perfrumeに代表されるようなアイドルは、裏に男性のプロデューサーやトラックメーカーが居て、女性はその前に立ってお人形のように可愛らしく歌って踊るだけ。Craftwifeはそうじゃない。自分たちで作っているのよ!」

そういう意味での本当の対抗馬は「Cutie Pai」なのだと思う(実際は、Perfrume対抗馬だなんてあまり思っていない)。彼女たちは曲作りはもちろん、振り付けやアートワークなども自分で手掛けていたし、ドイツのイベントに招聘されたりもしていのです。しかしメジャーなレーベルに所属して、オリジナルのメンバーがCutie Paiを去ってしまった今、元の「DIY系テクノポップアイドル」としての魅力が落ちてしまったような印象もあり、本当の対抗馬は誰なんだろう?(本心では居ないと思っている。)

しかし、先日、札幌のメディア・アーティストの方にお会いする機会があり、「実は旦那さんが手伝ったりしているんですか?」と、聞かれました。(注:夫はこの筋のプログラミング業界では有名なので。)面白い質問だと思ったし、実は多くの人がそう思っているけれど口にしないのかもしれない、ということにその時初めて気づきました。実際にSuperColliderやMax/MSPをやったことがある人なら、どれだけ大変なのかが良く解るのでしょう。ちょっと悲しくもあったけれど、ちょっとニヤけてしまいました、ふふふ。。。自分では撮影できない写真をとってもらったり(雑誌用やライブの時)、映像システムの見張りをしてもらうことはあります。でも、すべてCraftwifeが制作しているのですよ….。

確かにプログラミングは大変です。でも、熱しやすく冷めやすい私が、Craftwifeを続けてこられたのは、沢山の方向から制作ができることだと思います。おそらく音楽だけ作っていたら続いていないでしょう。ある日は音楽を、ある日は映像を、ある日はインタラクションを、ハンダづけを、文章書きを、写真撮影を、イラスト描きを、ティッシュ配りを…そういったこと全部含めて自分でやれるというのは、とても私には合っているのだと、やっと気づいたのです。

そんなわけで、今は舞台のプランニング中。気持ちは似非演出家…。映像班、リカちゃんと打ち合わせ中…(あまりにもやることが多いので、気持ち的に分裂中。。。)映像に強いwife様を、本当に募集中でございます。切望です。プリーズ!ビッテ!そして、舞台のことを考えていると、音楽がつくりたくてしかたなくなる私なのでした。

AAC日記:07 制作(悩。)

月曜日の8/31までに、9/10の第2回プレゼンテーションのプランを提出しなければならないのだけれど。解らない。解らない。解らないんだ、舞台の事が。今までそんなに大きなものをつくったことがないので、したいと思った事がどういう風に見えるのか…. 想像できないことも多いし、実験も不可能。経験者に相談したり、YouTubeで、近いことをやっている映像を探して、研究するしか無い。

私は「楽しくて、したいを事している」と言っているけれど、実際そうでもない。ただ、どれを取り入れて、切り捨てるのかは、わりとハッキリしている、ということに気づいた。それがセンスというものか(笑)。増殖する女性として好きなのは、映画CHICAGOのロキシー・ハートのソロシーン、そして石橋義正さんの作品。どちらもずっと前から好きで、何度観たか解らない。

Chicago Roxie : http://www.youtube.com/watch?v=is2h4q4b00o
キュピキュピ:http://www.youtube.com/watch?v=9mWE0eh6La4

審査員様に「カッコイイものを作れ」と言われたけれど、CHICAGOや石橋さんの作品は、いったいどれだけの人数のスタッフで制作されているのだろう?自作自演したいCraftwifeにとっては、ちょっと辛いところです。したいけれど、実現するには人手が足りなすぎる。小手先騙しな作り込みも絶対に嫌だ。「シンプルだけど良い」それが、Craftwifeが常に大事にしてきたスタンスでもあるので、そこを目指そう。

ただ、システムとして、どんなことが出来て、出来ないのか、が、解らない。解らない事が不安に繋がるのと気づいたから、お尋ねしているのだけれど連絡がとれず、そのまま週末に突入してしまった、泣… 不安だとすぐに、悪夢みたり、じんましんでちゃうから、解放されたい!ので、出来る前提と、出来ない前提でコンテを書くことにした。

札幌ドームの球場裏を歩く。広い練習用のグランド。本当に広い。巨大な照明に照らされる緑の芝と、ピンクに光るオブジェ。透明な空気。暮れ落ちる空。外灯がつくる私の影を眺めながら、照明のことを考えた。審査員や観客に良いと思われる作品をつくろうと思ったら、とたんに壊れる。自分が本当に観たい物をつくろう。そうでなければ、意味が無い。

さて、明日は、AppleStoreでライブです。これは、楽しみ。AppleStoreは場所柄か、テンションあがります、いえぇい。

AAC日記:06 プレゼンテーション1の 批評・討論会

8/22 プレゼンテーション1の 批評・討論会の感想(名古屋 新栄町カフェパルルにて)

プレゼンテーション1の 批評・討論会が無事終了。日記05で書いた通り、プレゼンテーションは、5分程の短いデモ演奏とスライドをお見せしながらの作品解説をし、それについて審査員とお客様のコメントをいただきました。

Craftwifeにおいては、わたしはずっと「楽しい事」を実現して来ました。これをやったら楽しいだろう、と思いついた事を、つぎつぎと形にし、その結果が今のCraftwifeです。もちろん制作過程では、楽しい事ばかりではありません。辛い事や難しい事、悩んだ事もたくさんあります。「コンセプトについて考えるのではなく、楽しい制作をつづけるべきだ」という意見もありました。これはこれで、とてもありがたいことですし、よく理解できます。けれど、心底では、今が「なぜ自分が作るのか、なにを作っているのか」考えたいと思っている時期で、これを大事にしたいとも思っています。それは、おそらく答えのないことです、無意味かもしれません。複製や専業主婦・コンプレックスについての問題や早すぎた知人の死については、人前では語りたくないこともあります。しかしひとつひとつの小さなことが、私にとっては、とてもリアルで大切なことなのです。そう、リアルであること。

なにより、私にとってはスゴイ人たちが、私の楽しみについて、熱心に考え、語ってくださった事が、心底嬉しく、プレゼンと質疑応答の際、胸にあふれる気持ち … それは言葉にできない強いもの … を抑えるのに精一杯で、いつも今にも涙がこぼれそうで、それに耐えるのに必死でした。お客さんにもアンケートを書いていただいたり、後日メールで沢山の意見をいただきました。皆さんのご意見、本当に面白かったです… 赤いシャツに黒いネクタイという記号が、名古屋では「ベンリー」に繋がるなんて知らなかった!連絡先を教えていただいた方には、それぞれ簡単ですが、コメントを返信させていただきました。貴重なお時間をどうもありがとうございました。

他3組のプレゼンテーターからも学ぶことが多くありました。特に池田さんの「パフォーマンス」の強力さは、Craftwifeは持ち合わせないものでした。(そして、おそらくそういったことは、この先もしないと思う)パフォーマーとして活動して来た彼の歴史を、作品を通して見る事ができました。

セミナー、プレゼンとこの2日を通して「舞台作品」としてのCraftwifeをどう見せていくのか、どう完成度をあげていくのか、ということが、最終審査まで中心の軸になるだろうと思いました。

というわけで、これからわたしは、演出家、になります….. しかし、それには舞台経験がなさすぎる。とりあえず大好きな作家のビデオ(具体的には、KraftwerkのMinimum-Maximum、Bob Fosse全般、石橋義正さん)を観たりしている私です。来週にもプランを出さなければならないので、ちょっと焦りつつ、本当にわくわくしています。

あ、舞台に強い方(舞台演出、照明、映像)募集中…..

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